21 Incは、初のコンセプト実証を開始し、モノのインターネットに一歩近づきました。

ビットコインスタートアップは、自社の代表的なハードウェア製品である「21 Bitcoin Computer」を米国、カナダ、ヨーロッパの顧客に出荷した後、ビットコインによってインセンティブが与えられるデバイスの分散型ネットワークという開発の次の段階の展開を検討している。

21 同社は本日、ウェブサイト監視サービス「Pingdom」や「AlertFox」の競合製品として想定される新たな概念実証製品「Ping21」の発売を発表した。

現在、ウェブマスターが Pingdom などのサービスを利用する場合、サービス料として月額 13 ～ 454 ドルを支払う必要があります。

21 ネットワークにより、世界中の Bitcoin コンピューターはコマンド呼び出しを通じてこの機能を実装できるようになります。

たとえば、ある会社の Web サイトはニューヨークでは問題なく機能するかもしれませんが、フロリダ、スペイン、韓国では問題が発生する可能性があります。しかし、Ping21 サービスを使用すると、ウェブマスターは 1 つのコマンドを使用して、数十か国で自分の Web サイトの稼働時間とステータス情報を受け取ることができます。

同社によれば、ユーザーが数百ドルの購読料を支払う必要がなくなるため、pingサービスのコストは大幅に下がるという。 21 が最近立ち上げたマイクロペイメント マーケットプレイスを活用することで、クライアントはネットワークにリクエストを送信し、ビットコインを使用して支払うことができます。

Ping21 サービスを使用するビットコイン コンピューターは、自動的に ping 操作を実行し、Web サイトをチェックし、必要なデータを収集し、このデータを市場に送信します。

同社はローンチ後、開発者が他のアプリケーションでネットワークを拡大できるようにすることに重点を置いています。

21のCEOであるバラジ・S・スリニヴァサン氏はCoinDeskに次のように語った。

「この概念実証は、集中型クラウドコンピューティングサービスとは根本的に異なる、分散型ビットコインインセンティブネットワーク上で計算を実行するために使用できるサービスのいくつかを実証しています。」

機械シェアリングエコノミー

21 によれば、21 の各コンピュータ デバイスには独自のウォレットがあり、それを使ってデータを売買できるという。

スリニヴァサン氏は、今後数週間のうちに、21 社は自社のネットワークを IoT アプリケーションにどのように活用できるかを示す概念実証に関する詳細情報を発表する予定であると説明した。

21st Century のソフトウェアおよびハードウェア エンジニアである Tyler Pate 氏もこの大きなビジョンに賛同し、21st Century のユーザーはデータとサービスを収益化する新しい方法を模索できるようになるだろうと予測しています。

「データを簡単に収益化できる能力は、個人や企業に、接続されたデバイス全体でイノベーションを拡大する動機を与えると信じている」と彼は語った。

21世紀ビジネスヘラルドのエンジニア、アンドリュー・デサンティス氏は、マシン間でビットコインを送受信する機能は、マシンが定期的にデータやサービスをビットコインと交換できる新しいタイプの「マシン経済」を実現する可能性があると説明した。

彼はこう言った。

「ビットコインのマイクロトランザクションを使用してマシンオペレーターにインセンティブを与えることで、世界中のネットワーク状況に関する非常に正確なリアルタイムデータを取得できます。」

デサンティス氏は、無料の21クライアントがリリースされると、おそらく数千のノードが存在し、情報の売買に使用できる完全なマシンネットワークが構築されると説明した。そして、これらすべてにおいて、誰かが各アクションを初期化する必要はありません。

「これは人間と機械の相互作用だけではなく、機械同士の相互作用でもある」とペイト氏は語った。

フリーマーケット

21 は、この概念実証を、ビットコイン コンピューターの自由市場を創出するという大きなビジョンの第一歩と見なしています。

例えば、デサンティス氏は、人口密度の高い地域では、ノードがデータを販売するために競争しなければならないだろうと推測した。

「ニューヨークでは、エンドポイントが多数存在することになる。天気情報を販売したり、天気予報サービスを提供したりする人が数百人、数千人いる可能性がある。一方、ネブラスカではエンドポイントの数は少ないだろうが、それはつまり、それらのユーザーにはより多くの料金が請求される可能性があるということだ」とデサンティス氏は説明した。

彼はまた、この変動価格設定のアプローチを Uber の価格設定と比較しました。たとえば、道路上に車両が多い場合、タクシーの需要は比較的低く、運賃率は 1 程度に留まります。ただし、雨の日やラッシュアワーの場合は、このサービスを要求する人が増えるため、タクシー料金の倍率もそれに応じて増加します。

需要と供給の市場動向により、価格は上昇し続ける可能性があり、ネットワークへの接続を考えたことのない人にもインセンティブを与えることになります。
ペイト氏は次のように結論付けた。

「自動的に収集された情報を売るのではなく、人々が売りたい情報を売ることができればもっと良いでしょう。そうすれば、意思決定権が個人に戻り、貴重な情報が同意なしに売られることもなくなります。」

元記事: http://www.coindesk.com/21-proof-concept-bitcoin-iot/
ジェイコブ・ドネリー
翻訳者: 一夜粥
出典（翻訳）：バビット情報（http://www.8btc.com/21-proof-concept）