世界最大の年金基金はわずか3ヶ月でビットコインの市場価値全体に相当する金額を失った

世界最大の年金基金は2020年第1四半期に1650億ドルの損失を被ったが、これはビットコインの市場価値全体に相当する。

マイケル・カピルコフ

翻訳：ザイオン 編集者：ローズ

世界最大の年金基金は2020年第1四半期に1647億ドルの損失を被った。これはビットコイン（BTC）の時価総額全体に匹敵する。

ビットコインもあまり良くない

日本の年金積立金管理運用独立行政法人（GPIF）の資産価値は11％近く減少し、150兆6300億円（1兆4000億ドル）となった。これは同ファンドにとって2008年以来最大の四半期下落となった。

ダウジョーンズとビットコイン 出典: Yahoo Finance

ダウ・ジョーンズなど主要指数がマイナス成長を経験したため、パフォーマンスが低迷したのはGPIFだけではない。興味深いことに、ビットコインもほぼ同じような動きを見せており、1月1日から3月31日までの間に価格が約11%下落しました。

したがって、この場合、ビットコイン支持者はビットコインの安全避難場所としての地位を守ることができません。一方、GPIFが第1四半期の初めに運用資産のわずか0.1％（15億ドル）をビットコインに投資していたとしたら、市場に大きな買い圧力が生じていただろう。おそらくその結果は、ビットコインの急騰と年金基金ポートフォリオの暗号通貨部分のプラスの収益となるだろう。

少額のビットコインへの投資は有益かもしれない

しかし、これは非常にありそうにないシナリオです。年金基金は当然ながら最も保守的な投資家です。短期間で15億ドル相当のビットコイン（約208,000ビットコイン）を購入するのはほぼ不可能な作業です。

グレイスケールのGBTCファンドは現在386,659ビットコインを保有している。