ビットコイン採掘会社ノーザンデータAGが5億ドルのIPOを計画

この記事はBitcoin.comからのもので、著者はJamie Redmanです。

翻訳者：ユウ・シュンスイ、Odaily Planet Daily

コインベースの今後の株式公開に向けて国民が準備を進める中、ビットコイン採掘業者ノーザン・データAGが米国で株式を公開する計画があると報じられている。関係筋によると、同社は米国での新規株式公開（IPO）についてクレディ・スイス・グループと協議中だという。

ノーザン・データAG、5億ドルのIPOを目指すと関係者が語る

鉱業会社ノーザン・データAGは近い将来IPOを開始する予定だ。ブルームバーグによると、事情に詳しい関係者の話として、ノーザン・データAGは「クレディ・スイス・グループAGと協力している」という。

ノーザンデータは世界最大級のマイニング事業を営んでいると主張しており、2019年11月18日にこのドイツ企業は米国ルイジアナ州に本拠を置くWhinstone US, Inc.と合併した。

当時、ノーザンデータは、米国の競合企業であるウィンストーンとの合併契約により、同社がビットコインマイニングの「世界的リーダー」になると詳しく述べていた。ノーザンデータは、米国ルイジアナ州で鉱山の運営に成功したと主張しており、「現在、テキサス州の100エーカー以上の土地に、1ギガワット（GW）の容量を持つ、これまでで世界最大のビットコイン採掘施設を建設中」である。

ブルームバーグは、ノーザン・データのIPOが今年中に実施される可能性があり、同社の新株を売却することで株主数が増加するだろうと報じた。ノーザン・データの現在の株主には、投資会社クリプトロジー・アセット・グループとブロック・ワンが含まれていると報じられている。

ノーザン・データの株式はすでにドイツ取引所のXetraで店頭取引（OTC）されている。ビットコインの価格が過去48時間で急落したため、Xetra上のNorthern Dataの株価は本日11.51%下落した。しかし、BTC価格の上昇により、同社の株価は今年だけで3倍に上昇しました。

目標は、2021年末までに米国のビットコイン採掘事業の1GWの展開を完了することだ。

ノーザンデータはノルウェーで再生可能エネルギーのビットコインマイニングファームを所有・運営していると報じられている。ビットコイン採掘事業はCEOのアルーシュ・ティライナサン氏が率いており、米国の大規模な採掘場は3段階に分けて建設されている。

テキサス州ロックデールの鉱山は、同社にとってこれまでで最大の鉱山となる予定だ。 2021年第1四半期末まで残り2か月となった現在、ノーザンデータは年末までに1GWの建設を完了したいと考えている。

2019年に、当時Whinstone USの共同創設者だったティライナサン氏は、「この連合（協力）は、世界の鉱業の将来の方向性を形作る即時の可能性を秘めている」と語っていた。ノーザン・データがIPOを計画しているとの報道が出る前、コインベースは直接上場を通じて株式を1000億ドルの評価額で一般に販売する予定だった。関係筋によると、ノーザン・データのIPOは5億ドルの調達を目指している。