デジタルセキュリティ大手のジェムアルトとシンビオントがブロックチェーン証券取引のセキュリティ向上に向け提携

最近、デジタルセキュリティ大手のジェムアルトは、金融機関がブロックチェーンベースのプラットフォーム上でより安全に取引やスマートコントラクトを実行できるようにするため、ブロックチェーンの新興企業であるシンビオントとの提携を発表した。

この契約に基づき、SymbiontはジェムアルトのSafeNetハードウェアセキュリティモジュール（HSM）を使用してブロックチェーン上のIDと取引を保護し、盗難、文書偽造、その他の違法行為を防止します。

ジェムアルトは、ハードウェア・セキュリティ・モジュールが暗号鍵を「安全に管理、処理、保存」することでSymbiontプラットフォームを保護すると述べた。このデバイスは、最大手の金融機関の一部において、毎日 1 兆ドルを超える金融取引を保護しています。

ジェムアルトは声明の中で、同社のハードウェアセキュリティモジュールを統合することで「高いレベルのコンプライアンスが保証され、これらの取引を承認する暗号化IDに対する高いレベルの信頼性が提供される」と説明した。

ジェムアルトのビジネス開発戦略担当副社長マーク・ヤカブスキー氏は次のように述べています。

「SymbiontのスマートコントラクトブロックチェーンソリューションをGemaltoの市場をリードするHSMセキュリティモジュールで保護することは、刺激的なコラボレーションであるだけでなく、ブロックチェーントランザクションの安全性を確保するための明確な前進でもあります。」

自動化システム

Symbiont はブロックチェーンを使用し、このピアツーピアの暗号化ネットワークを通じて、機関や投資家がさまざまな金融商品をより効率的に発行、管理、取引できるようにします。 Symbiont はこれを「スマート セキュリティ」と呼んでおり、従来のシステムに比べてコストと時間を節約できる自己実装、自己実行の契約です。

Symbiont の分散型台帳に証券が発行されると、従来の手動実行を必要とせず、自動的に実行できます。

2014年に設立され、ニューヨークに本社を置くSymbiontは、約10人の従業員を擁し、資本市場におけるブロックチェーン技術のアプリケーションの開発に注力しています。 2015年6月、Symbiontは125万ドルの投資を受け、その後すぐにブロックチェーンを使用した初のスマート証券を発行しました。今年1月、Symbiontは700万ドルの新たな資金調達ラウンドを完了した。同社の現在の評価額は7,000万ドルに達したと報じられている。

元記事: http://www.coindesk.com/blockchain-symbiont-security-gemalto/
ダニエル・パーマー
翻訳者: プランタン
編集者: プランタン
出典（翻訳）：Babbitt Information（http://www.8btc.com/symbiont-gemalto）