クリプシーのCEOは取引所から個人口座への資金移動を否定

Baozou Times Review : 今年初め、Cryptsy CEO のポール・ヴァーノン氏は、デジタル通貨取引所から個人口座に数千万ドルを送金したとして集団訴訟を起こされたことに不満を抱き、反撃した。同氏は、これは単にビジネスアカウントと個人アカウントを混同したためであり、中小企業では非常によくある間違いだと述べた。そして彼は、受信人が中立を保つために情報を「故意に」省略し、原告に有利な情報だけを厳選したと非難した。

翻訳:ニコール

クリプシーのCEO、ポール・ヴァーノン氏は、自社のデジタル通貨取引所から数千万ドルを個人口座に流用したとの非難に反論した。

ヴァーノン氏は最新の声明で、今月初めに裁判所が任命した管財人が出した調査結果は「誤解を招く」ものであり、疑わしい資金の流れは法人口座と個人口座の混同によるものだとCoinDeskに語った。

この苦情は、今年初めにフロリダ州で提起され、取引所の閉鎖につながった集団訴訟に端を発している。

ポール・ヴァーノン

「これは原告らによる、単に証言を強化するための言い逃れだ」とバーノン氏はCoinDeskに語った。 「Cryptsy は事業運営中にビジネス上のミスを犯しましたか? もちろん、どの企業もミスを犯します。個人アカウントとビジネス アカウントをうっかり混同してしまうのは、中小企業では非常によくあるミスです。」

今年初め、Cryptsy は引き出しに関する苦情が高まった数か月後に閉鎖された。最終的に、取引所は2014年のハッキングにより破産し、数千万ドルの負債を抱えたとして閉鎖された。

バーノン氏は、管財人が同社の資産を差し押さえる前にクリプシーのサーバーから情報を削除したなど、その他の疑惑についてはすぐには反応しなかった。

さらに彼は、取引所がさまざまなデジタル通貨で保有されている資金を不適切に取り扱っていたという疑惑を否定する一方で、受取人が彼に不利に働く可能性のある情報を「故意に」省略したと非難した。

「中立であるはずの受理官が、なぜ原告に有利な情報だけを厳選するのか分からない」と同氏は述べた。

集団訴訟の原告側の代表者はコメントの要請にすぐには応じなかった。