カナダロイヤル銀行、リップルの分散技術を試験的に導入し、送金の概念実証を実施

カナダロイヤル銀行（RBC）は、リップル社が提供する技術を使用して、送金のための新しい分散型台帳ベースの概念実証（PoC）を構築しています。

このニュースは、デロイト・テック・トレンドの最近の記事で明らかにされ、同社がRBCと協力して分散型台帳技術とその送金への応用についての理解を深めている様子が概説されている。

RBCとデロイトの両社は、現在、幅広い事業領域で分散型台帳技術の実験を行っていないが、現在実施中のPoC概念実証を利用して、将来的に分散型台帳技術がより広範囲に導入された場合に、銀行の他の事業領域にどのような影響を与えるかを研究し、評価したいと考えていると述べた。

記事にはこう書かれている。

「ブロックチェーンは多くの可能性を秘めていますが、重要なのは、それが本当に拡張可能で、信頼性が高く、安全であるかどうか、そして大規模に導入できるかどうかを確認することです。これを考慮して、RBCはブロックチェーンの試験運用を拡大する前に、さらに評価を行いたいと考えています。」

RBCのソリューション加速およびイノベーション担当副社長埃迪•奥尔蒂斯氏は、ブロックチェーンがビジネス上の問題をどのように解決できるかについて銀行内で異なる見解があったため、PoCコンセプト段階から実際のアプリケーションへの移行にはいくつかの困難があったと述べた。

「計画を単純化すれば、上級管理職はブロックチェーンの価値を理解できなくなる。あるいは、よりプロフェッショナルであることにこだわることもできるが、その場合、上級管理職は不満を抱くだろう。」

しかし、オルティス氏は最終的に送金分野で概念実証を構築することに成功し、ブロックチェーンベースのロイヤルティプラットフォームを開発している。

リップルは今回RBCとの協力関係が築けたことを大変嬉しく思っております。リップルは常に銀行やその他の金融機関との協力を積極的に模索してきました。最近は技術推進の範囲を拡大し、日本のSBIグループとの協力も実現した。

元記事: http://www.coindesk.com/royal-bank-canada-reveals-blockchain-remittance-trial-ripple/
ピート・リッツォ
翻訳者: プランタン
編集者: プランタン
出典（翻訳）：バビット情報（http://www.8btc.com/rbc-ripple ‎）