ロシア最大の銀行がR3CEVアライアンスに加盟、ブロックチェーン技術を採用する可能性

ロシア最大の銀行であるズベルバンクは、将来ブロックチェーン技術を採用する可能性がある。同銀行は世界的なR3国際コンソーシアムに参加し、ブロックチェーンベースのサービスを開発する計画だ。そうなると、他の国際銀行大手と同様に、ビットコインは使用されなくなります。

同銀行の副総裁レフ・ハシス氏はロシアン・ビジネス・デイリー紙に次のように語った。

「我々は、ブロックチェーン技術の発展の方向性を観察するために、同盟と非常に緊密な協力関係を築くつもりです。関連文書を検討しており、まだ最終決定は下されていないものの、それを採用する可能性は否定しません。」

レフ・カシス氏によると、ブロックチェーンはビットコイン決済ネットワークの基盤技術であるにもかかわらず、ズベルバンクはビットコインを使用する予定はないという。

「私の知る限り、ビットコインに対する規制当局の否定的な姿勢は変わらないでしょう。しかし、ブロックチェーンは、当社と子会社や他の銀行との間で、社内段階で使用することができます。ブロックチェーン技術自体はデジタル通貨とは何の関係もありません。それは単なる会計方法であり、シンプルで高速で信頼性があります。」

ロシアの視点

報告書の最後には、ロシア企業Bits.Mediaの創設者であるイヴァン・ティホノフ氏のコメントが掲載されている。

「貯蓄銀行が支援するベンチャーキャピタルファンドであるSBTベンチャーキャピタルファンドは、ビットコインとブロックチェーン技術に強い関心を示しています。したがって、このファンドは金融セクター全体に影響を与え、根本的な変化を促進できるものに興味を持っています。私たちはこの目標に向けて最初の大きな一歩を踏み出したようです」とミルチャ・ミハエスク氏は述べた。

ドイツ中央銀行のヘルマン・グレフ会長は、過去にもデジタル通貨を支持する発言をしている。

「これは絶対に禁止されるべきものではありません。十分に研究され、理解されるべきものです。デジタル通貨に関する簡単な法律がなく、誰もそれを禁止しようとしなければ、ブロックチェーン技術が発展する余地は十分にあります。そのため、ブロックチェーンの規制がない分野で、ブロックチェーンの研究やブロックチェーンベースのソリューションがすでに進行中であることは驚くべきことではありません。」

元記事: http://cointelegraph.com/news/115841/russias-biggest-bank-wants-to-adopt-blockchain-not-bitcoin
マーティン・ロイコ
翻訳者：プリンス・ゴン