JPモルガン・チェースが分散型暗号台帳のプロトタイプ「Juno」を発表

JPモルガン・チェースは、Linux Foundationが主導するオープンソースのHyperledgerプロジェクトの今週の会議で、いわゆる「分散型暗号化台帳」のプロトタイプを発表したと報じられている。

この「分散型暗号台帳」のプロトタイプは、Juno と呼ばれ、開発者の威尔•马里诺によって 3 月 3 日に提案された。JP モルガン・チェースのエグゼクティブ・大卫•沃尔は会議で、JP モルガン・チェースは昨年 9 月からこのプロトタイプを開発しており、このプロトタイプは JP モルガン・チェースが研究しているいくつかのコンセプトの 1 つにすぎないと述べた。

Juno は、「Hopper」と呼ばれるスマート コントラクト言語と許可された元帳ネットワークのサポートを提供します。 Juno の開発は、「Tangaroa」と呼ばれるコンセンサス アルゴリズムに触発されました。Tangaroa 自体は、POW よりも優れたスケーラビリティを提供すると言われている「Raft」と呼ばれる別のコンセンサス アルゴリズムに基づいています。

会議でのJPモルガン・チェースの紹介によれば、ジュノ・プラットフォームに関する合意は選挙制度を通じて達成される。

会議では、このネットワークの参加者間で価値がどのように転送されるかについても実演されました。このネットワーク内のノードには投票権があり、それによって「リーダー」と「フォロワー」のグループが決定されます。

選挙が完了すると、クライアントノードは「リーダー」にコマンドを発行します。つまり、クライアントが作成した 2 ～ 3 つのアカウント間で 10 億ドルを転送し、それを「フォロワー」のグループに分配します。

プロジェクトの GitHub ページでは次のように説明されています。

「コマンドが大多数のノードに複製されると、そのコマンドはリーダーによって適用され、クライアントに応答が発行されます。この時点で、フォロワーも最終転送コマンドを適用します。これらすべてが完了すると、ネットワークの回復力をテストできます。リーダーは終了し、最後のフォロワーが新しいリーダーとして選出されます。

マリノ氏とウォール氏は会議で、プロトタイプはまだ開発中であり、ジュノプログラムの将来のバージョンは他の機能拡張とともにリリースされる予定であると強調した。

要約すると、JPモルガン・チェースは分散型台帳のスケーラビリティにもっと関心を持っています。 JPMorgan Chase によるこのレポートでは、Hyperledger プロジェクトのメンバーによる最新の開発についても紹介しています。

先月、Linux主導のHyperledgerプロジェクト委員会は初代委員長を選出し、テクノロジー大手のIntelによる仮想スポーツゲームにおけるブロックチェーン技術の利用に関するプレゼンテーションを聞いた。

Juno プロトタイプの詳細については、こちらの JPMorgan レポートをご覧ください。

元記事: http://www.coindesk.com/jpmorgan-juno-hyperledger-blockchain/
スタン・ヒギンズ
翻訳者: プランタン
編集者: プランタン
出典（翻訳）：バビット情報（http://www.8btc.com/jpmorgan-juno ‎）