BNPパリバ、ブロックチェーン生産性ラボを立ち上げ

クレイジー解説：BNPパリバはブロックチェーン技術に関する理論的研究に基づき、複数の機関と協力して技術テストを無事完了した。今回、米国ニューヨークの本社にインターネット金融研究所が設立された。ハッカソンを出発点として、すべてのブロックチェーン開発者は理論的な知識の探求をやめ、実際のアプリケーションの開発とテストを開始するよう奨励されました。会議に出席した投資家が述べたように、実用的な意義のあるアプリケーションの開発は間違いなく投資家の注目を集めるでしょう。

翻訳: Annie_Xu

BNPパリバは、従業員の問題に対するブロックチェーンソリューションを研究するため、ニューヨーク本社に新しいフィンテックラボを開設した。

この多国籍銀行は、自らが主催したブロックチェーンハッカソンでこのニュースを発表した。銀行のオフィスビルの 30 階には 5,000 平方フィートのイノベーション ゾーンがあり、現在 2,500 人の従業員が働いています。最終的に、このラボにはブロックチェーン、人工知能、ビッグデータを含む6つのワーキンググループのプロジェクトが収容される予定です。

ブルーノ・ディリエ

BNPパリバ商業投資銀行のCOO、ブルーノ・ディリエス氏が、プロジェクトのビジョンと、コーダーや従来のリーダーシップだけではなく、すべての従業員にラボを開放している理由について説明します。

「イノベーションは上級管理職だけの領域だとは思っていません。全従業員を動員して参加してもらいたいのです。」

ハッカソンがラボを始動

同研究所は今月7日に最初のプロジェクトを開催し、5つのチームがハッカソンに参加して2日間でブロックチェーンの概念実証メカニズムを開発した。

優勝者は翌日審査員によって選出され、銀行から追加の支援を受けることになります。

同銀行に15年間勤務したブルーノ・ディリエス氏は次のように語った。

「このイベントの目的は、ブロックチェーンに関する情報と知識をさらに広めることです。」

出席した200名を超える聴衆がブロックチェーンの全体像を理解できるよう、業界リーダー数名がブロックチェーンが金融業界に与える影響や、銀行の優位性を高めるための学習コミュニティ環境の役割について議論しました。

「ブロックチェーンを理解している人は多いが、それがビジネスモデルに与える影響については理解していない。」

ブロックチェーンアイランド

Bruno d-Illiers による簡単な紹介の後、イベントは Microsoft のブロックチェーン エンタープライズ ストラテジストである Yorke Rhodes III 氏とのディスカッションで正式に始まりました。焦点は、初期の概念実証メカニズムの開発方法の欠陥と、将来的にそれを回避する方法などでした。

ヨーク・ローズ

ローズ氏はハッカーらに対し、ユーザーインターフェースでは従来のテーブルやその他のデータソースをできる限り使用しない傾向があると語った。これは、これらの要素が分散型台帳の効率性と競合できないと考えているためだ。

Rhodes 氏は、Microsoft の Project Bletchley ツールキットを使用したい顧客と協力しています。

ローズ氏は、企業顧客とBNPパリバの技術専門家は、技術の適用可能性を単に研究するのをやめて、ユーザーインターフェースの構築に着手すべきだと述べた。

「エンドユーザーは、ブロックチェーンが基盤技術であることを知る必要はありません。研究開発担当者は、まず技術そのものについて考えるのではなく、どこに難しさがあるのか​​、そしてその難しさを分散型台帳を使ってどのように解決するかについて考えるべきです。」

ハッカーへのアドバイス

次に、BNPパリバの米国商品部門責任者であり、ブロックチェーンの新興企業デジタル・アセット・ホールディングス（DAH）の取締役でもあるキャサリン・フラックス氏が、業界の専門家を交えたパネルディスカッションを進行した。

パネル会議に参加したDAH最高マーケティング責任者のダン・オプレイ氏、R3CEV共同創設者兼COOのトッド・マクドナルド氏、ブロックチェーン投資家のパスカル・ブーヴィエ氏は、企業におけるブロックチェーンの応用について議論し、参加したハッカーたちにアドバイスを与えた。

最後に、パネリスト全員が開発者に対し、ブロックチェーン研究の可能性に焦点を当てるのではなく、日常業務で遭遇する実際的な問題に焦点を当てるようアドバイスしました。

トッド・マクドナルド

マクドナルド氏はこう語った。

「質問をしてください。ブロックチェーンの誇大宣伝にとらわれないでください。直面している問題をリストアップし、それを研究を続けるための出発点として使ってください。」

さらに、BNPパリバで最初の仕事を得たパスカル・ブーヴィエ氏は、なぜ自分が潜在的な投資家になったのかを説明した。

「個人IDであれ企業IDであれ、アイデンティティソリューションを見つけて開発すれば、少なくとも1人の投資家を引き付けることになると確信しています。」