韓国最高裁、刑事事件で140万ドル相当のビットコインの押収を命令

翻訳者: ElaineHu

韓国政府は、犯人らが実刑判決を受けた児童ポルノのサイバー犯罪事件で押収した191ビットコイン（約143万ドル相当）を没収する。

聯合ニュースによると、韓国の最高裁判所は水曜日、仮想通貨は価値ある資産とみなされ、刑事訴追で没収できるとの判決を下した。

2014年5月に最初に起訴された後、下級裁判所は被告のビットコイン保有資産を押収するという検察の判決を却下したが、この判決は最終的に最高裁判所によって覆された。最高裁判所はビットコイン資産を没収する決定を支持した。

下級裁判所は以前、被告らのサイバー資産は物理的な形を持たず、電子的な形でのみ存在するため、差し押さえることはできないとの判決を下していた。最高裁判所はこの判決を覆し、暗号通貨は「物品の取引による利益」としてカウントできると判断した。しかし、当局がどのような手段を使って暗号通貨を没収し、それがどのように管理されるかはまだ分からない。

同サイトの運営者はビットコインの没収に加え、懲役18ヶ月と6億9600万ウォンの罰金も科せられた。

この判決は、暗​​号通貨に関わる他の刑事事件にも広範な影響を及ぼす可能性がある。ユーザーのパスワードを入手して資金を盗むことが、仮想通貨取引所に対する一連の攻撃の主な原因であり、幹部が投獄され、設備が強制的に押収される事態に至っている。

韓国の検察は米国に拠点を置く暗号通貨マイニング会社を告訴している。同社は、韓国国民や世界中の投資家から詐欺的な手段を使って資金を詐取したとして告発された。現在、2億5000万ドルが絡むこの大規模な採掘詐欺は裁判中です。