ブラジル、ビットコイン規制に関する公聴会を開催

ブラジル下院は今週、可決されれば同国の中央銀行にデジタル通貨を規制する権限を与える法案に関する公聴会を開いた。

ジュスブラジルは、公聴会でブラジルのマネーロンダリング対策機関および金融活動管理委員会のアントニオ・グスタボ・ロドリゲス局長が、ブラジルはデジタル通貨規制に関して他国や国際機関と協力すべきだと主張したと報じた。

この公聴会は、ブラジル中央銀行（Banco Central do Brasil）が監督する「決済」のリストに仮想通貨を加えるかどうかを議論するために下院の消費者保護委員会によって開催された。

公聴会の発表によると、出席者にはブラジル中央銀行の代表者、CoinBRのCEOであるロセロ・フランシスコ・ベゼラ・ロペス氏、ブラジル連邦銀行のレアンドロ・ビラン・ジョン氏、カンピーナス州立大学の研究者であるギリェルメ・サントス・メロ氏が含まれていた。

ジュスブラジルによれば、ロドリゲス氏は「規則はデジタル通貨が安全であることを示している」と主張し、デジタル通貨の規制に反対を表明した。同氏はさらに、ブラジルではデジタル通貨犯罪の証拠はないと述べたが、ビットコインATMの使用はマネーロンダリングのリスクをもたらすとも指摘した。

大まかな翻訳によると、中央銀行代表のアンセルモ・ペレイラ・アラウジョ・ネト氏は公聴会で、国際的な規制事例から学ぶことは重要だが、いかなる規制枠組みもブラジルの特定の状況を考慮して策定されなければならないと述べた。

彼はこう言った。

「国際ルールはブラジルの状況に合わない可能性があるため、私たちはそれを真似するつもりはありません。私たちは規制の透明性を促進したいと考えており、市場の状況に応じて新しい技術の開発を促進するために最善を尽くします。」

世界中の政府がデジタル通貨規制の問題について議論してきた。最近では、先週フランスのパリで起きたテロ攻撃を受けて、EUの内務大臣と法務大臣がテロ資金供与防止のための緊急会議を開き、仮想通貨や匿名決済手段を取り締まる方針を示した。今週初め、G7財務大臣らがこの問題を議論するために会合を開いたと報じられた。同グループは、すべての資金の流れの透明性を確保するため、デジタル通貨の活動を規制する意向を初めて発表した数カ月後のことだった。

元記事: http://www.coindesk.com/brazil-holds-hearing-on-bitcoin-regulation-bill-amid-oversight-push/
スタン・ヒギンズ
翻訳者: プランタン
編集者: プランタン
出典（翻訳）：バビット情報