ビットコイン事業のCEOがPayPalの取締役に就任

クレイジーな解説：ウェンセス・カサレス氏を取締役会に迎え入れるというPayPalの真意はまだ分からないが、早くも2013年に、eBayのCEOであるジョン・ドナホー氏は、デジタル通貨は破壊的な技術であり、PayPalにビットコインを導入することを検討していると発言した。 2014年9月、PayPalの親会社であるeBay傘下のモバイル決済会社Braintreeは、ビットコインをプラットフォームに組み込み、プラットフォーム上の商人がビットコインによる支払いを受け付けられるようにすると発表しました。 Xapo の目標は、デジタル通貨業界の銀行になることです。そのコンセプトはウォール街から求められ、4,000万ドルの投資を受けた。おそらくこれは、PayPal が将来に向けて一連の革新的なアクションを準備しているものなのでしょう。

翻訳：公子

オンライン決済の世界的リーダーである PayPal は本日、Xapo の CEO である Wences Casares 氏が PayPal の取締役会に任命されたことを発表しました。

Xapo CEO、ウェンセス・カサレス氏

カサレス氏は、2013年にライフロック社に買収されたデジタルウォレット会社レモン社の元創業者。カサレス氏はビットコインセキュリティのスタートアップ企業ザポ社を立ち上げ、同社は最近の2回の資金調達ラウンドで4000万ドルを調達した。

ペイパルは発表の中で、カサレス氏のこれまでの起業家としての努力を称賛し、同氏を「デジタル通貨の思想的リーダー」と呼んだ。

PayPal社長兼CEO、ダン・シュルマン

発表の中でビットコインについては具体的には触れなかったが、ペイパルの社長兼CEOであるダン・シュルマン氏は、カサレス氏がチームの一員として、同社の先進的なイノベーションの開発を支援すると述べた。

シュルマン氏は言う

「ウェンセスは商取引の未来について独自のビジョンを持っており、世界中の人々の支払い方法やお金の管理方法を変革するというPayPalの使命と完全に一致しています。」

Xapoは業界で最も知名度の高い企業であり続けているが、オンライン本人確認会社LifeLockが起こした訴訟に巻き込まれており、訴訟の標的は元従業員のカサレス氏と経営陣の4人である。

LifeLock は、被告らが LifeLock に雇用されていた間に「数か月」を費やして Xapo を開発し、LifeLock のリソースを使用したと主張しています。 Xapo は突然反訴を起こした。

2016年1月4日、ザポは職場での「アルゼンチン国民」としての地位が最高裁判所のピーター・カーワンによって承認されたため、事件をカリフォルニアからアルゼンチンに移送することに成功し、事実上事件は終結した。

カサレス氏はその後、PayPal の報酬委員会に加わる予定だ。