世界の銀行がリップルブロックチェーン決済ネットワークの構築に協力

クレイジーな解説：バンク・オブ・アメリカ、サンタンデール、ロイヤル銀行などの世界の大手銀行は本日、リップルの分散型台帳技術を使用して、世界規模のブロックチェーン決済ネットワークを構築するために協力すると発表しました。これはSWIFTが提供する通信サービスと類似していますが、違いはRippleの決済ネットワークがリアルタイム決済を実現している点です。参加銀行は GPSG と積極的に協力して標準を定義し、より優れた決済ネットワークを構築するために業界に必要なプロセス定義を決定しています。

翻訳:ニコール

バンク・オブ・アメリカ、サンタンデール、ロイヤル銀行は本日、リップルの分散型台帳技術を使用してグローバルなブロックチェーン決済ネットワークを構築するための提携を発表した。

ユニクレジット、スタンダード・チャータード、ウエストパック銀行は、SWIFTの銀行間メッセージングサービスに似たサービスをリアルタイム決済で提供するグローバルブロックチェーン決済ネットワークの構築で提携した。カナダ帝国商業銀行も参加した。

グローバル決済運営グループの初期の主な任務は、決済取引のルールブックと正式な標準を作成し、維持することです。その後、これらのルールブックと標準は国際標準設定機関に適用されます。

マーカス・トリーチャー

リップル社の新任グローバル戦略アカウント責任者、マーカス・トリーチャー氏はCoinDeskに次のように語った。

「現在、国境を越えた通信サービスはSwiftによって提供されており、すべての人の国境を越えた資金移動もSwiftによって提供されています。これはRippleによって改善できると考えています。」

トリーチャー氏は、サンタンデール銀行が本日発表したような、銀行員がリップルのネットワークを使用して銀行間で支払いを開始できるようにする越境支払いソリューションを求めた。

このニュースは、同社が今月初めに現在のプロジェクトを拡大するために5,500万ドルを調達し、これまでのリップルのベンチャー資金総額が9,000万ドル以上になったと発表した直後に発表された。

バックボーン

トリーチャー氏は、現在、関係銀行が積極的にゲームのルールを設計していると述べた。

最初のステップは標準契約を確立することです。つまり、参加するには銀行が確立した条件に同意する必要があります。契約書には、取引がどのように処理されるか、どのような取引情報が必要であるかが詳細に説明されています。

2つ目は、銀行が通貨や管轄区域を超えてやり取りできるようにする「機能標準文書」を作成することです。 GPSG のリストの最初には、こうした基盤を開発し、次に管理サービスを作成して銀行を支援することが含まれています。

以前、リップル社はインターレジャープロトコルの管理をインターネット標準化団体W3Cに引き渡しており、トリーチャー氏は同社も決済通信に関するISOの現行の20022標準を置き換えるために同様のことを行うと述べた。

銀行らは、ネットワーク標準の開発がブロックチェーン技術の発展における重要な目標であると考えていると述べた。

サンタンデールの研究開発責任者フリオ・ファウラ氏は声明の中で次のように述べた。

「細部にこそ問題が潜んでいます。当社は GPSG と協力して、業界がより優れた決済ネットワークを構築するために必要な標準とプロセスを定義しつつあります。」