北米の鉱業会社Layer1は虚偽広告の疑いがあり、法的措置を受ける可能性がある

出典: The Block

ヨギータ・カトリとフランク・チャパロによるオリジナル記事

翻訳者：東

PayPalの共同創業者で著名なベンチャーキャピタリスト、ピーター・ティール氏が支援する北米の仮想通貨マイニング企業Layer1は、資金調達資料の中で「創業チーム」について投資家を誤解させた疑いがある。詐欺行為が事実であれば、会社に重大な法的結果をもたらす可能性がある。

レイヤー1は2019年の事業計画の中で、元カナンクリエイティブの共同創設者である劉翔富氏が同社の「創立メンバー」であると述べた。しかし、劉祥富氏自身はこの報道を否定し、自分とLayer1チームは単なる「友人」であり、同社の事業には関与していないと説明した。

劉祥富氏は「私はLayer1と（契約上の）関係はない。この会社に入社したこともない」と述べた。

Layer1もこれを確認しました。 「劉祥富氏とLayer1の関係については誤解がある」と同社のCEO、アレクサンダー・リーグル氏は語った。 「劉翔富はずっと私の良き友人であり、Layer1を最初から支えてくれました。私たちとビジネスをしている人は誰でも、劉翔富の名前がLayer1と結びついていることに驚きません。」

昨年10月、複数のメディアは、Layer1がピーター・ティール氏を含む投資家を通じて5,000万ドルの新たな資金調達ラウンドを完了したと報じた。しかし、実際のところ、Layer1 は今年 1 月までこの資金調達ラウンドを完了しようとしていました。 2人の法律関係者は、1933年証券法が証券販売における虚偽の陳述を禁止しているため、誤解を招くようなマーケティング資料に基づいて決定を下した投資家は訴訟の根拠となる可能性があると述べた。

「事実を歪曲することは詐欺だ」と、暗号通貨を専門とする法律事務所シルバー・ミラーの創設パートナー、デビッド・シルバー氏は語った。 「投資家が虚偽の記載により損失を被った場合、訴訟を起こす可能性があります。」

状況はカナダの暗号通貨投資会社NextBlock Globalの状況と似ています。 2019年5月、米国証券取引委員会（SEC）は同社に警告を発し、CEOのアレックス・タプスコット氏に2万5000ドルの罰金を科した。米証券取引委員会は、ネクストブロック社は未登録の証券を販売しただけでなく、ブロックチェーン業界の著名人数名がプロジェクトのコンサルタントだったと主張して投資家に虚偽の主張をしたと述べた。

Layer1 が 5,000 万ドルの資金を調達したというニュースも不正確だったことが判明しました。 2019年10月にSECに提出された文書によると、Layer1は当時、5000万ドルの資金調達目標のうち2360万ドルしか調達していなかった。

BnkToTheFutureのデータによると、2020年1月時点でLayer1はシリーズAの資金調達を通じて総額4,139万米ドルを調達している。同社は2018年12月に210万ドルのシードラウンドの資金調達を完了している。アレクサンダー氏自身がこのデータを認めた。

「レイヤー1はこれまで資金調達を公式に発表したことはありませんが、私たちが調達した資金の具体的な金額について誤解があることは認識しています」とアレクサンダー氏は語った。

一方、アレクサンダー氏は同社がなぜ誤解を訂正しなかったのかについてはコメントを控えた。

Layer1は現在、債務担保の形でさらに5,000万ドルの調達を目指している。 「当社はボックスを展開しており、現在は資本を希薄化せずに事業を拡大するための借入金による資金調達を模索している」とアレクサンダー氏は語った。

Layer1 の目標は、米国がビットコイン ネットワークの計算能力の大部分を制御できるように支援することです。現在、ビットコインの計算能力は中国が独占しており、その割合は65%にも上ります。

同社は現在、米国テキサス州で採掘センターを運営しており、独自の冷凍技術を使用して採掘設備の設計と製造を行っています。最近、投資プラットフォームBnkToTheFutureとの非公開の会話の中で、アレクサンダー氏は、テキサスの鉱山センターは現在、事業規模の拡大に取り組んでおり、年末までに150メガワットの電力消費量に到達することを目指していると語った。

これが達成されれば、レイヤー 1 はビットコイン ネットワークの総計算能力の約 5% を占めることになります。レイヤー1の創設メンバーの1人で、現在は退社しているヤコフ・ドリック氏は、レイヤー1の目標は2年以内に1.5～2ギガワットに拡大することだと付け加えた。これはビットコインネットワークの総計算能力の約30%に相当する。