ギリシャの3つの銀行がハッキングされ、身代金として2万ビットコインを要求

ギリシャ警察とギリシャ中央銀行によると、ハッカーらは昨日、ギリシャの銀行3行に対して3度目のサイバー攻撃を仕掛け、各銀行に身代金として2万ビットコイン（700万ユーロ相当）を要求した。

「アルマダ・コレクティブ」と名乗るハッカー集団が先週木曜日、銀行に対して初のサイバー攻撃を仕掛け、身代金を要求し、支払いを拒否した場合は銀行に対して本格的なサイバー攻撃を仕掛けると脅迫した。

ハッカーらは当初、分散型サービス拒否攻撃の一種を使用して銀行のサーバーのバッファを満杯にし、最終的には圧力に耐え切れずダウンさせた。警察当局者によると、ハッカーは木曜日に3つの銀行で電子取引を一時的に妨害することに成功したが、顧客情報は保護されたという。

同当局者は月曜日にこう述べた。

「銀行は身代金要求に応じなかったため、先週末と月曜日にハッカーらは再び銀行へのサイバー攻撃を試みましたが、その間に当行は予防措置を強化したため、被害は発生しませんでした。」

中央銀行の関係者は、ギリシャ銀行と警察の電子犯罪対策ユニットのサイバー専門家が銀行のコンピューターシステムを監視していると付け加えた。

ギリシャ政府が今年6月に資本規制政策を導入して以来、ギリシャのインターネット金融は急速に発展した。資本規制は銀行業務を抑制し、金融システムを脅かし、ギリシャをユーロ圏から離脱させた。それ以来、顧客の国内取引を円滑にするために、20万件を超える新しいインターネットアカウントが登録されました。

ギリシャの上級銀行家はこう語った。

「こうした攻撃は非常に深刻だが、地元のISPの協力を得て、徐々にセキュリティを向上させることができている。」

サイバーセキュリティ団体NCCのテクニカルディレクター、ポール・ブリシディス氏は、「アルマメント」ハッカー集団がここ数カ月間に銀行を何度も攻撃し、脆弱な立場にある銀行から金銭を脅し取ろうとしていると語った。 ”

ポール・ブリシディス氏は続けた。「このハッカー集団は『ビットコインを渡せ、さもないとお前らを滅ぼす』と言った。」 「彼らは銀行に大混乱をもたらすことができると主張しているが、実際には一部の銀行が問題を解決するために喜んで資金を投入しているという事実を利用しているだけだ。」 ”

しかし、ヴリシディス氏は、今回の攻撃がアルマダ・ハッカー集団によるものであるという証拠はまだないが、同ハッカー集団の「同様の手口」を模倣した可能性はあると述べた。

ギリシャ銀行によると、最近のハッカーらはギリシャの3つの銀行にそれぞれ2万ビットコインを身代金として要求したという。

一部の電子メールプロバイダーは、自社のサービスも「Armamento」と名乗るハッカー集団から攻撃を受けたと述べている。スイス政府は9月、ハッカー集団が地元の電子メールプロバイダーを脅迫していると警告した。

原文: http://www.ft.com/intl/cms/s/0/13f9f65c-978a-11e5-95c7-d47aa298f769.html#axzz3t2Rr0vXR
ケリン・ホープとピーター・キャンベル
翻訳者: プランタン
編集者: プランタン
出典（翻訳）：バビット情報（http://www.8btc.com/greek-banks-bitcoin-ransom）