中国企業31社が金融ブロックチェーン協力同盟を結成

宝蔵評論：今年5月、中国平安グループやテンセントの子会社を含む国内金融企業31社が深セン会議に参加し、金融ブロックチェーン協力連盟を設立した。これは、Wanxiang Blockchain Labが投資に参加したChinaLedgerプロジェクトに続く、中国で2番目のブロックチェーンアライアンスです。さらに、決済スタートアップのCircleも中国で資金調達を行い、中国の規制当局の承認を得ることを期待してCircle Chinaを設立した。今年、中国ではブロックチェーン関連のプロジェクトが頻繁に立ち上げられており、今後も新たな展開があると思います。

翻訳: Annie_Xu

中国の金融サービス会社である平安銀行や、インスタントメッセージングアプリ「QQ」を開発するテンセントの子会社など、30社を超えるテクノロジー企業と金融企業が新たなブロックチェーン同盟を結成した。

金融ブロックチェーン深センコンソーシアムは5月31日に深センで開催された会議で正式に発足し、ブロックチェーンアプリケーションの開発で協力する最新の企業連合となった。 Ping An 自身も R3 Alliance のメンバーであり、過去 1 年半にわたって証券決済と資本市場のユースケースに関する多くのワーキング グループを設立してきました。

31社からなるグループには、平安とテンセントの子会社に加え、多くの金融・テクノロジー企業も含まれている。同連合の内部業務は、資本市場技術、証券取引、取引プラットフォーム、生命保険、銀行業務に重点を置いており、これらはすべてブロックチェーンが影響を与える可能性がある分野と考えられている。メンバーらは、この組織には複数の使命があると述べた。会員企業は、コミュニケーションや情報共有のプラットフォームを提供するほか、金融ユースケース向けのブロックチェーンプロジェクトの内部開発にも協力します。

具体的な計画には、証券取引プラットフォームのプロトタイプの開発や、クレジット、デジタル資産登録、請求書管理などのサービスの検討などが含まれています。

ダニエル・トゥ

平安グループの最高イノベーション責任者ダニエル・トゥ氏は、同社の参加は主に金融イノベーションを目的としていると述べた。

「この機会を利用して、地元の金融・インターネット企業と協力し、中国におけるブロックチェーンを共同で探求していきたい。」

5月の会議では、連合の指導者の選出と基本的な組織構造の構築に焦点が当てられたと伝えられている。タスクフォースの形でさまざまな分野における概念実証メカニズムの開発も含まれます。

深セン金融ブロックチェーン協力連盟は、中国で2番目のブロックチェーン連盟です。 ChinaLedger（ChinaLedger Alliance）の最初の投資家には、Wanxiang Blockchain LabsとEthereumの創設者Vitalik Buterinが含まれ、R3の研究者であるTim Swansonがアドバイザーを務めています。

最近の国内ブロックチェーンプロジェクトとしては、決済スタートアップCircleによる中国でのCircle Chinaの設立や、深センエレクトロニクスによるビットコインマイニングチップ企業Canaan（別名Avalonの方が馴染み深い）の買収などがある。これらはすべて、今後数か月以内に国内で新たなビットコインおよびブロックチェーン プロジェクトが実施される可能性があることを示唆しています。